スペシャルティコーヒー豆 AKAGAWA

インドネシア
〜日本でお馴染みのコーヒーがずらり〜

インドネシア紹介

成田から約7時間で首都ジャカルタにつく。 時差は日本より2時間遅れで、一年中暑く、乾期と雨期しかない。 ジャワ島、スマトラ島、スラウェシ島に代表される約14,000からの島があり、 東西5,100km、南北1,900kmにちらばり、3,000以上もの民族が住んでいる。

日本人には、インドネシアというよりもバリ島が良く知られているし、 またデビィ夫人(初代大統領スカルノ第3夫人)は有名である。

対日感情も東南アジアでは一番良いのではないかと思う。 それは日本軍がオランダの植民地から解放し、独立出来たのである。

宗教

イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教、仏教が4大宗教である。 最も多いイスラム教は他のイスラム国家に見られるような規律の厳しさはなく、 アルコールも飲む人が多い。 一般のレストランでビールを頼むと、ほとんどが冷えていなく、 氷を一緒に持ってくる。 日本人はこの氷を入れて飲み、お腹をやられる人が多い。

また、バリ島はヒンドゥー教で、独自の雰囲気を出しており、 日々神々を敬うことを忘れず、各家庭に神様がおり、 毎朝神様に捧げ物をする事から一日が始まる。 バリ島独特のダンスは、神様に捧げる処から始まり、 今では観光の目玉になっている。

トラジャーコーヒーで有名なタナトラジャーは、カトリックではあるが、 葬式は<生きるより死ぬ方がお金がかかる>と言われるほどで、 私が実際に見た葬式は、牛50頭を殺し、参会者や村人に大盤振る舞いをし、 1ヶ月間やるとのことであった。

コーヒー

世界第4位のコーヒー生産国で、 日本でも人気のある<マンデリン>スマトラ島メダン、 <ジャワコーヒー>ジャワ島スラバヤ、 <トラジャーコーヒー>スラウェシ島タナトラジャなどが代表的である。 味も各々全く違い、マンデリン、トラジャーなどは日本で大変人気がある。

ジャカルタ、スラバヤなどの都市部には、コーヒーショップが出来、 トラジャーコーヒー1杯15,000ルピア、マンデリン12,000ルピア、 ジャワコーヒー10,000ルピアの価格で、 コーヒー農園の労働者の賃金が約15,000〜20,000ルピアであることから考えて、 いかに高く、低所得者の大多数の人達には縁がなく、 国の富を握る数パーセントの金持ち階級の子弟達が客層である。

食べ物

日本人の旅行者はインドネシアに行くと食べ物に全く困らない。 チャーハン(ナシゴレン)、焼きそば(ミー、ゴレン)、 焼き鳥(サテ)、トリの唐揚げ(ァャム、ゴレン)など大変美味しく、 一般の国民が食べているメニューで何処でも食べられる。

また、インドネシアは熱帯のフルーツ天国で、 フルーツの王様<ドリアン>、女王<マンゴスチン><マンゴ><ランブータン><パッションフルーツ>など、 日本で買ったら目の飛び出る様なフルーツがいつでも安く食べれる。

20年ほど前、インドネシアに初めて行ったとき、 ジャカルタでドリアンを一口食べ、臭くてキャベツの腐った様な味がしたが、 その後ドリアンの産地で、朝穫れ立ての物を市場で食べたら、 臭くなく、クリームチーズのようであった。 5個ほど買って車に積んでおいたら、5時間くらいで臭いを発してきた。

市場のドリアン 市場で食べたドリアンは、とても美味しかった(中央が筆者)

習慣

インドネシアは大変暑く、汗だくだくになるので、 一日何回もマンディ(水浴)をする。 トイレには水溜があり、紙は無い。 では用を足したあとはどうするか? 当然手で洗い、水溜の水を柄杓ですくい、洗う。 マンディもこの水溜の水でやる。

左手が不浄の手とされ、物の受け渡しや食事は右手を使う。 私もトラジャーの農園に何度か泊まったが、トイレのあと手を使うことは慣れたが、 さすがに標高1,500m以上あり、 夜寒い中でのマンディ(当然シャワーなど無い)には何度やっても寒気がする。

素朴

インドネシアに6回行き、その内4回トラジャーに行ったが、 目的の農園に成田を発ってから2日半かかる。 本当に遠いが、昔の日本の農村風景がそこにあり、 素朴で親切な人達ばかりである。 もう一度行きたい気もするが、 あの身体が痛くなるようなガタガタ道を思うと、チョット気持ちがすくむ。

市場のドリアン 3回目の訪問で、「あなたは私の家族だ」と、やっと認めてもらえた。 肩に掛けた織物がその証拠。スマトラ島メダンのマンデリンコーヒーの農家で。 (右から二人目が筆者)

Sampai(サンパイ) jumpa(ジュンパ) lagi(パギ)
(また会う日まで)

記:2003年4月

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