スペシャルティコーヒー豆 AKAGAWA スペシャルティコーヒー豆の店AKAGAWA

Akagawa
スペシャルティコーヒー豆の店

千葉県山武市成東1808-1
 MEGAドン・キホーテ ラパーク成東店1F

営業時間:10:00〜20:00 (平日・土曜日)

09:00〜20:00 (日曜日)

人とコーヒーの出会い

2つのコーヒー発見伝説

その1.ヤギ使いの伝説

6世紀の中頃、エチオピア南部のアビシニア高原には、野生のコーヒーが育っていました。 ヤギ使いのカルデイは、放し飼いにしていたヤギが、赤い実を食べて興奮しているのを目にしました。 修道院の僧と相談して、その赤い実を食べてみました。 すると全身に精気がみなぎり、気分がすっきりしました。 それ以後、僧達が夜の勤めの際に眠気覚ましに、この赤い実を煎じて飲むようになりました。

その2.イスラム教の僧 、シェイクオマールの伝説

13世紀の中頃、罪に問われて追放されたシェイクオマールは、食べる物も無くさまよっていました。 すると、小鳥達が赤い実をついばんで、陽気にさえずっているのを見ました。 この実を採って煮込んでみると、素晴らしい香りのスープができ、飲むと全身に活力が湧いてきました。 その後、シェイクオマールはこの赤い実を利用して、多くの病人を救い、罪を許されました。

コーヒーの起源

エチオピアの人々は、森や家の近くに生育している、野生のコーヒーの木から赤い実を集め、 熟したチェリーの果肉(コーヒーは熟した果肉の中にある種子)の絞り汁を醗酵させ、アルコール飲料を作り、飲んでいました。

飲料としての始まり

6世紀の中頃、アフリカはイスラム勢力が隆盛を極めていました。 イスラム教の長時間続く宗教儀式の間、覚醒していられるようにと飲まれ、 アルコールを飲まず、精神を刺激し、抽象的思考を深めるアラブ、イスラム文化とうまくなじみました。

コーヒーの普及

アラブ人がエチオピアのカファ地方からコーヒーの種子をアラビア半島に持ち帰り、 イエーメンで商業用に栽培し、その消費を普及させました。 当時、国のコーヒー独占を守るため、発芽が出来ないように、 茹でてからでないとコーヒーは輸出できませんでした。 15世紀から16世紀にかけて、コーヒーの消費はイエーメンから他のアラブ世界に広まりました。

世界初の喫茶店

コーヒーの神秘な香りは、瞬く間にアラビア半島に広がり、 16世紀には現在のイスタンブールに渡り、世界初の喫茶店「カフェ・カーネス」が開店しました。 カフェ・カーネスとは<コーヒーの家>の意味で、ヨーロッパのコーヒーハウスの原型はトルコで生まれました。

市民権を得たコーヒー

キリスト教徒にとってコーヒーは、異教徒飲料として偏見視されていましたが、 ヨーロッパへ上陸したコーヒーは、すぐにローマに伝わり、 コーヒーが好きだったローマ法王クレメンテ8世は、 異教徒に独占させておくのはもったいないと考え、コーヒーに洗礼を施し、 キリスト教徒の飲み物として市民権を与えました。

ヨーロッパに広まったコーヒー

この時期、ヨーロッパにはココア、茶、タバコが持ち込まれましたが、 コーヒーの異国情緒にあふれた魅力的な飲み物は、貴族階級に広がり、 後にはヨーロッパ中流階級に熱狂的に取り上げられました。 こうしてコーヒーは、エチオピアで発見されて以来、食用、薬用、酒用、嗜好飲料と変遷しながら発展してきました。


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