ブラジル〜美味しいコーヒー求めて6回〜
ブラジル紹介
ブラジルはちょうど日本の真下、地球の裏側に位置しており、今は真夏です。 時差は12時間あり、日本の正午がブラジルの真夜中です。
成田空港からの直行便で約24時間かかり、 時差の関係で成田を夜出発して、同じ日の朝にサンパウロに着きます。 また、日本の23倍の国土面積があり、日本の8月がブラジルは真冬で、大変寒く、 コーヒー農園に霜が降り、大被害を受けたこともあります。
1908年に第1回の移民が始まり、 現在は日系4〜5世も含めて約130万人の日系人がサンパウロを中心に住んでおり、 リベルダーデ(東洋人街)があり、日系人が経営する商店が約400店舗もあり、 言葉、町並み、食べ物とありとあらゆる日本の物が売られています。
コーヒー
ブラジルは近年豊作で、世界の4割のコーヒーを生産しており、 毎年日本のコーヒー輸入量の1位を占めています。 またコーヒーの消費でもアメリカの次に多く飲み、日本の3倍消費します。
カフェジーニョ(小さい、可愛いコーヒー)は、 日本のアイスコーヒーのような濃くて、苦いコーヒーを、 小さな可愛いデミタスカップで、砂糖をスプーン3〜4杯も入れて飲みます。 最初はとても甘くて飲めませんが、慣れてくると、 甘みと苦味のバランスがとても良く、日に何杯も飲みます。
コーヒーの入れ方は、お鍋にコーヒーとお水を入れ、 軽く煮立て、布で漉します。 簡単な様ですが、美味しいコーヒーを抽出するのは熟練が必要です。 ブラジルで良いお嫁さんになるには、美味しいコーヒーが入れられること、 と昔は言ってたようですが、今はマシンを使っているとこが多く、 昔の美味しいコーヒーになかなかお目にかかれません。
アルコール(お酒)
ブラジルで代表的なお酒と言えば、トウモロコシで作った日本の焼酎の様な<ピンガ>が有名です。 約45度あり、グラスに氷とプラムを沢山入れ、ピンガを注ぎます。 好みによって、砂糖を入れて飲むのが<カイピリーニャ>です。 大変マイルドになって、美味しい。 ついつい飲み過ぎると腰に来ます。
食べ物
フェイジョアーダ
昔、奴隷制度があった頃、農園主が豚の美味しい所を食べ、 豚の足、尻尾、耳、鼻、臓物などを奴隷に与えた。 それを黒豆と一緒に煮込んだもので、ご飯にかけて食べる。 日本の旅行者の人には、余り口に合わないようである。
シュラスコ
ブラジル風焼き肉のこと。 串に刺した肉の塊をテーブル席まで持って来て、目の前でスライスしてくれる。 ニンニクなどを肉の塊に埋め、岩塩で味を付ける。 肉の種類は20種類くらいあり、何度でも好きなだけ食べれる。
コーヒー農園視察で3日間くらい地方に出ると、 毎日昼食はシュラスコである。 ドライブインのレストランはバイキングで、 どこも彼処も似たり寄ったりの<シュラスコ>である。
ブラジル大好き
美味しいコーヒーを求めてブラジルに6回行きました。 最初は1971年で、対ドル換算が308円の時で、 羽田空港からサンパウロまで35時間かかりました。 機内で5回食事したのち、サンパウロに着き、一番最初に日本レストランで<ざるそば>を食べ、 この美味しかった事が今でも思い出されます。
私はブラジルが大好きで、<カイピリーニャ>を飲みながら<シュラスコ>を食べ、 最後に<カフェジーニョ>で閉める。 ブラジル人は陽気で明るく、時間など全く気にせず、何時間でも食事をします。
Sau'de サゥージ(乾杯)
Obrigado オブリガード(有り難う)
記:2003年2月